hgot07 Hotspot Blog

主に無線LANや認証連携などの技術についてまとめるブログです。ネコは見る専。

Insta360 GOで遊んでみる

My new gear! というわけで、ヨドバシで見かけて衝動買いしてきました、Insta360 GO。小さいは正義!

Insta360 GO

Insta360 GO

2019年発売なので、今頃感はあります。

ポイント

  • とにかくかわいい。
  • 尖った製品で面白いとはいえ、人柱上等!の人以外にはお奨めできない。
  • 画質は普通のアクションカメラには遠く及ばない。
  • 色々と不安定。なぜかうごく。

どんな製品?

既に色々とレビューが上がっているので、検索してみてください(投げやり)。

公式によると「20グラムのボディでブレない瞬間を」だそうです。とにかくかわいい。このサイズで手ブレ補正が効くのは凄い (というかおそらく本体側で処理していない)。

www.insta360.com

えっと、実売2.2~2.6万円ぐらいで、ちょっと高いんでないかい?というのが率直な印象。これでスパイカメラ並みのゴミだったら絶許。

 

 

画質は……

公式のビデオが綺麗すぎる気はしますが……。

5千円~1万円ぐらいで、胸ポケットに入れられるようなスパイカメラが売られていますが、アレ酷いですよね。画角が狭い、画質はノイジー、屋内や夜間ではブレブレで全然使い物にならない。すぐ目の前の人の顔が一瞬でも映っていればラッキーという程度のゴミです。

それに懲りて、ウェアラブルに使えるカメラを探していたのですが、GoProをぶら下げて歩くのは物々しいし高いしで困っていたのですが、そこで目に付いたのがこのInsta360 GOというわけです。

他のレビューにもありますが、いわゆる普通のアクションカメラと比較するのは可哀想なレベルです。粒子ノイズは多いし、ブレも多め。しかし、前述のスパイカメラの類に比べたら各段に良いです。何よりも、広い画角でもそこそこ綺麗に映っているのがすごい。しかも、強力な手ブレ防止が効くのがすごくて、撮影中にカメラを回転させても画像が回らなくて最初「ぇ?」と思いました。

サンプルは他の記事が充実しているので、そちらをご覧ください(投げやり)。


Insta360 GO (time-lapse mode test)


Insta360 GO (normal video test)


Insta360 GO (night scene test)

「このサイズなら」という条件付きですが、なかなか熱いガジェットだと思います。

 

実際熱い……

本体が熱くなるので、最初は初期不良で火を噴くのではないかと、かなり驚きました。裏側はアルミブロックなのですが、ファイル転送のためにPCに接続しつつ、充電も一緒に進むと、手で持っていられないほど熱くなります。実際、放り投げてしまいました(汗

 

撮影時間が短い

どうも熱問題が全体の仕様に悪影響を及ぼしているのではないかと勘ぐりたいほど、撮影時間が短いです。

まず、普通速度の動画は60秒間が最長です。えっ!?

後述するアプリで長さを設定できるのですが、5秒から60秒まで、プリセットされた長さしか選べません。それより、この時間では、ちょっと歩いただけで、すぐ終わってしまうではありませんか。

長時間撮影したい場合は、タイムラプス、ハイパーラプスで撮影するしかありません。それでも最長5分しかありません。どうしろと……

要するに、60秒とかタイムラプスで5分とかで足りる用途なことを確認してからでないと、買ってはいけません。

 

色々とイマイチ

本体はめっちゃ小さくてかわいいのですが、付属する充電ケース(バッテリ内蔵)が微妙に大きくて扱いにくいのが残念。

充電ケース

充電ケース

蒲鉾状のゴムが付属していて、これをひっくり返してLightningプラグに挿すと、このとおり。使い方合ってる?

充電ケースを立たせた状態

充電ケースを立たせた状態

充電ケースの他に、色々とアタッチメントが付いてきて、一通りの使い方に対応できるようになっています。ウェアラブルカメラで使うなら、鉄板パネルを使って、本体の強力なマグネットでシャツを挟むのが一番すっきりするでしょう。すぐ落としてしまいそうなので、社外品の紐付きのケースを調達予定。

[2020/10/5追記] というわけで、届いたのがこれ。紐の先にもマグネットが付いていて、本体に強力にくっつきます。左がInsta360 GOに付属の板ですが、これでシャツを挟むよりも、落としにくいかと。

GEEME Insta360 GOシリコン保護ケース

GEEME Insta360 GOシリコン保護ケース

 

インタフェース

AndroidiOSWindows 10と、一通りの環境で使えることになっていますが、iOS以外は色々と微妙な感じです。本体だけでは接続できず、必ず充電ケース経由になります。

iPhoneなどは、充電ケースのLightningプラグを直接挿すことができますが、iPhoneにカバーを付けている場合は奥まで入らないことがあります。

Androidスマフォでは、このような接続ができず、USB-Cで接続するための尻尾(付属品)が要ります。

PCの場合は、付属するUSB-AまたはUSB-Cのケーブルで接続することになります。

ケーブルや充電ケースを持って歩く羽目になるのがつらいところ。せめて本体にMicroUSBのプラグが付いていたら、本体と変換コネクタだけで済む機会が圧倒的に増えたはずなのに。スマフォがあるなら充電パックも必要ないし。

 

アプリ

この製品はiOS専用と思った方がよいというレビューがありますが、その通りです。iOSAndroid向けにアプリが提供されています。カメラのモード設定などはBluetooth接続で可能ですが、動画の転送は有線接続が必要です。要するに、本体だけではその場で動画を確認できず、充電ケースが要りますorz

Windows 10 (64bit)用のアプリも提供されていますが、これがちょっと微妙です。手元のPCの一つでは、画面が崩れて、使い物になりませんでした。また、USB接続がかなり不安定で、外部ドライブとしてなかなか認識されません。根本的にドライバの作りがおかしい印象。

 

……とまぁ、こんな感じなので、有効活用できる人は限られるでしょう。改良版が出てくることを期待します。

 

おわり