前のエントリ「新しいけどオールドっぽい単焦点レンズ 7Artisans 35mm F0.95 (MFT) を試す」で紹介した7Artisansのレンズですが、周辺光によるフレアが少し気になるものの、レンズフードが付属していませんでした。
私の写真撮影は主に旅先なので、普通のハードなレンズフードは、長くなるし、持ち運びにもかさ張るのでほとんど使う機会がありません。ただ、7Artisansには付けた方がよさそうという気持ちになったので、手頃なものを探してみることに。
(本エントリ、フードによるフレア減少などには触れていません。まだそのようなシーンで撮っていないので)
普通のレンズフードを探しにヨドバシに行ってみたら、ゴム製のものが目に留まりました。
こういうのは全然考えていなかったのですが、取り付けたままで全長がほとんど変わらないところに惹かれて、ハードタイプはさくっと諦めて、ラバーフードにしてみました。7Artisans 35mm F0.95に取り付けてみます。
なんか、触感がぐにゅぐにゅして気持ち悪い…… orz
あと、フードが歪んで見えるのが気持ち悪い。
ゴム製なので、カメラごとキルティングのポーチに入れてみると出し入れに引っかかるのが難点でしょうか。
畳んでみるとこのとおり。
おぉ、短い!
レンズに合わせて52mmΦのレンズプロテクターを付けて、その先にラバーフードをねじ込んでいます。クリップ式のレンズキャップがそのままフードの前にも付けられます。これは嬉しい!
実はもう一つ、ラバーフードには優れた特徴があります。知っている人は知っている、ガラス越しの撮影で映り込みを遮断できるのです。夜景を撮ろうとして、窓ガラスに邪魔された経験があれば、あの忌まわしい映り込みが無くなるのがどれだけ嬉しいか、分かるのではないでしょうか。
さっそく使ってみたのですが、うーん、冬季のせいか窓ガラスにフィルムが貼られていて、ボケてしまった…… orz しかし、明るい店内が映り込んでいない点はバッチリです。
この写真、フードの先端を窓ガラスに押し付けた状態で、カメラを少し傾けて、フードを歪ませて撮影しています。ハードなレンズフードにはできない芸当です。
シングルのガラスなら、これだけでもかなり助かるでしょう。
飛行機の場合、窓がプラスチック製で、フードやレンズで容易に傷ついてしまうので、ぶつけないように気を使います。ラバーフードならこの点も安心でしょう。
ただし、建物の二重ガラスや飛行機の多重窓では、屋内の映り込みを抑えるのが難しくなります。そんな時は、忍者レフ ミニが便利です。小さく畳めるといっても、エコノミー席で使うのは隣の人に嫌がられそうです。あと、CAさん (=保安要員) にちょっと警戒されるかもしれません。