前エントリで紹介したHELIOS 44-2を持って、長崎でおさんぽしてきました。
(2022/4/24追記あり)
常用しているマイクロフォーサーズのE-M5 Mark IIにHELIOSを付けると望遠になってしまい、撮影するものがかなり限られてしまうので、APS-CのNikon Z 50に付けて、二台体制です。重い……_(゚。3」∠)_
APS-Cのカメラに付けたところで、35mm判換算90mm程度の焦点距離になってしまい、中望遠相当なので、収まる被写体がかなり制限されます。これはつらい。
仙台空港~長崎駅前
とにかく、手元のものはほとんど撮れないので、遠くのものを意識的に狙うことになります。普段と違って、味のある画になる傾向はありそう。
反対側の窓席から撮影。プロペラ機のDHC8-Q400なのと、普段より低めに飛んでいたので、横方向に見えたという偶然。
逆光なのに開放で撮ったら、シャッター速度が追いつかず、露光過多になってしまった例。フレアが見えます。
マイクロフォーサーズだと全く入らなかった機内食もこのとおり……、まだ入りません。頭の上にカメラを掲げても精一杯。
テーブルの向こう側に押しやって、やっとこさ。飯テロに使うのは難しい。
電飾はぐるぐるボケ(円周方向のボケ)が出やすいのですが、暗くてピント合わせが難しかった(要するに失敗)。
長崎市内
マニュアルなので、動くものを追うのは大変です。
薄暗いときのテロテロ感がよく出る感じ。
有名な場所(笑)。照明のゴーストがばっちり出ていますが、幸い目立たない位置に。
たまにグッと雰囲気が出るのがおもしろいレンズです。
少しぐるぐるボケが出た例。
曇天とはいえ、明るい空を向いて開放にしたので、フレアで白っぽくなっています。
は、入らない……。
ボケによる遠近感を出すのは得意なレンズです。
出雲近隣公園から見た階段。これまた有名な場所。
これを撮るには望遠レンズが要ります。
暗いシーンでは絞りを開けたくなるのですが、手振れしないようにカメラを固定した上で少し絞っておく方が、被写界深度が大きくなって綺麗に見えるようです。ぼかすのも味がありますが。
稲佐山の放送塔が、マンション広告のようになっています。
時折グッと雰囲気のある画が撮れるのが美味しい。
美味しい。
日中にぐるぐるボケが出た例。狙ってもなかなか出ないのに、あまり出て欲しくないところで盛大に出るのもちょっと困りもの。
うっかり開放のままで撮ってしまい、露光過多で白く飛んでしまった例。失敗だけど、アート的には成功かも。
行った時は「ニュクスの角灯」のパネルがかかっていました。
お、ぉ??
\\✨お知らせ✨//
— アニメ『色づく世界の明日から』公式 (@iroduku_anime) 2021年12月24日
本日より3月中旬まで、長崎の5箇所に「色づく世界の明日から」のフォトスポットが設置されます!
📷場所
グラバー園展望デッキ
長崎歴史文化博物館
長崎駅高架広場
出島ワーフ
長崎水辺の森公園
グラバー園は描き下ろしイラストです!
詳細:https://t.co/zrzLRoPvEb#iroduku pic.twitter.com/FfbqPHHebc
太陽に向けて盛大なフレアを入れてみました。あまり綺麗には入らないですね……。
[2022/4/24追記] 追加の写真ですが、フォトスポットのパネルは色補正あり、ヒレカツトルコライス (レッケルさんにて) は縮小のみです。なお、こういうパネルを撮ると色や露出が狂いがちになるので、HELIOSは向かないと思いました。
おまけ
仙台に戻って、長町駅前の電飾です。
HELIOSでは、ぐーる、ぐーる。
後日、比較のために、M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8でも撮影してきました。マイクロフォーサーズなので、換算90mmとなり、APS-C + HELIOSと同じぐらいの画角です。
今どきの設計のレンズらしく、画像のどこでも、あまり大きく歪まないボケになりました。少しおにぎりっぽいところもありますが、ぐるぐるしない。HELIOSの機械式に慣れると、電子式のフォーカスリングはピント合わせが難しく感じました。回転の正方向・逆方向で位置が少しずれるので。
また色々と宿題ができたので、しばらくHELIOS縛りで特訓(?)してみたいと思います。
おわり