どこまで安定して使えるか未確認で進行形。
訳あって電力契約なしの建物に無線LAN基地局を立ててみたくなったのですが、ソーラーパネルが使えるかどうか気になったというのが始まりです。
Cityroamのサイトを増やそうという魂胆なので、Passpointが使えて、リモート管理できる基地局ということで、いつものMikroTik hAP acです。ネット回線もないので、LTEドングルを挿してバックホールにするつもり。
あと、夜間も電波を吹きたいので、日中の余剰電力を貯めておけそうなバッテリも欲しい。かといって、あまり大きいパネルやバッテリは置きたくない。
というわけで、ヨドバシとネットで色々と眺めてみたものの、普及クラスと思われるポータブルバッテリは軒並み売り切れになっていました。部品不足のせいか、それとも3月の大地震の後だったせいか……。
ヨドバシで、ちょうど在庫があって、電力的にも手頃なものを見つけたので、速攻で購入してきました。これです。
EP-30SPの定格は18V/30W。hAP acのDC入力は11~57Vと幅広く、最大17Wで実際はずっと低いので、このパネルで賄えそうな予感。
ソーラーパネルの不安定な電源でhAP acのpower on resetがきちんとかかるかどうか不安ですが、とりあえずエイヤッと直結してみます。
ピッ (゚∀゚)
仙台の春先の日差しで、うまく起動できたみたいです。14:30頃でしたかねぇ。
さて、実際に使おうとしている建物は、北東の窓しかないので、北窓明かりしか期待できません。日陰だとどんな感じでしょうか?
うんともすんとも言いません。LEDすら点きません……_('、3」∠)_
これぐらい日に当ててやっとLEDが付いたものの、プツプツと起動に失敗している音が。あぶない。
明かり取りの窓でも、やはり起動しません。
(テスターを縦に置くんじゃない!)
開放電圧では16Vあるので、暗い場所で負荷がかかると電圧降下があるのでしょう。
ポータブル電源EP-100Rをつないでみると、おや?
一応、ちょろちょろと充電はできそうです。しかし、昇圧したところで、hAP acが動かせるだけの電力は無理そう。
参考までに、太陽光の下では開放電圧20Vぐらい出ていました。
というわけで、予定していた建物での運用は無理。残念!
直射日光の当たる窓ならば、使い物になりそうです。ただ、バッテリが干上がるような天候だった場合、EP-100Rの電源が落ちてしまうので、電源ボタンを押す人がいない遠隔地で無人運用するのは難しそうです。10%溜まったら自動で電源ONとかできるとよいのですが。
おわり