使えます!
おわり (マテ
ふつうの使い方のレビューは沢山あるので、そちらをどうぞ。
PIX-MT110では、専用ドライバが不要です。RNDIS (Remote Network Driver Interface Specification) に対応しているので、対応しているOSならば、USBで接続するだけで、イーサネットのインタフェースが生えてきます。
無線LANのアクセスポイント機能も内蔵されています。要するに、NAPT付きの、モバイルルータみたいなものです。
届きました、はいっ!……あれ、思っていたよりデカい。(初代SEを横に置く悪意)
ブラウザで 192.168.0.1 につなぐだけで、設定画面が出てきます。便利~(・∀・)
APNの設定は、プリセットされたAPNがないので、すべて自力で入力します。
DMZやポートフォワーディング、VPNパススルーの設定もあります。完全にNAPTルータですね。
OpenWrtの場合
OpenWrtにはRNDISドライバがあるので、ドングルを挿すだけで自動的にethインタフェースが生えてきます。
先日買ったGL-XE300 (Puli)に挿してみました。(いや、LTE内蔵のPuliに挿しても意味ないのでは)
OpenWrt箱の先につないだ端末からでも、設定画面にアクセスできます。これが結構らくちん。
ethは裏で自動生成されているのですが、それだけではLuCIのInterfacesに出てきません。手動でインタフェースを追加するときに、新しいethN (Nは番号)が選択肢にあるので、それを選びます。また、WAN側への関連付けが要ります。
Speedtestで速度を測ってみたのですが、家では5Mbps程度しか出ていなくて、セルラー側の限界のようでした。他のレビューでは15Mbpsとか出ていたりするので、ドングルには余裕があるはずです。
[2021/10/9追記] しばらく放置していたら、15Mbpsぐらい出るようになっていました。しかし、接続しなおすとまた遅くなることもあります。OCNモバイルONEとドコモのSIMカード、両方とも似た症状で、やはりセルラー網側の問題のようです。
IPv6のアドレスが取れないかどうか調べてみたのですが、ドングルにはIPv4の設定項目しかありませんでした。
RouterOSの場合
hAP acに挿してみましたが、なにもしてないのにlte1が生えてきました。
何もしなくても、これでLTE側が上流になります。WAN側のケーブルを引っこ抜いても大丈夫!
RouterOSで認識できるLTEドングルは限られていると聞いていたので、あっさり動いて、嬉しい誤算でした。
[2022/5/25追記] RouterOSではlteデバイスとして認識されており、RNDISではなくCDC-ECMで動いている可能性もあります。
余談
IoTなどでセルラー網を使いたい例は少なくないと思いますが、3GやLTEのモジュールが意外に高くてつらいところです。Amazonで探すと数千円の中国製とか出てきて、ちょっと羨ましいです。技適は当然なし_('、3」∠)_
おわり